洗濯乾燥機を洗濯〜乾燥時間で比較します(2008年夏)

洗濯〜乾燥を時間で比較する(2008年夏)

各社洗濯乾燥機を販売していますが、各メーカーごとに数種類の機種を販売しています(ドラム式、縦型洗濯槽)ので何を購入すればよいか分からなくなることがあるかと思います。
ここでは洗濯〜乾燥時間を機種ごとに比較してみます。購入のご参考程度にお考え下さい。
もちろん使用状況、環境、主に洗濯される衣料の種類によって差は生じてきますのでその点に関しましてはご容赦下さい。

比較に関しての算出方法

洗濯乾燥機はそれぞれ様式も違えば洗濯・乾燥容量も違います。同じ機種でもコースを替えれば仕上がり時間も変わります。
もちろん殆どの機種が洗濯容量＞乾燥容量ですので、たとえば洗濯9kg/乾燥6kgの洗濯乾燥機に9kgの洗濯物を投入しても洗濯〜乾燥をそのまま行うことは出来ない(洗濯完了後、数回に分けて乾燥を行う必要がある)か若しくは著しく時間がかかることになります。
カタログに記載されている｢定格標準洗濯時間｣に関しては最大洗濯容量での算出、｢定格標準洗濯〜乾燥時間｣に関しては最大乾燥容量での算出となっています。
ここでは4kgの洗濯物を洗濯、そしてそのまま乾燥するための時間を比較することにします。この4kgというのは現在販売されています洗濯乾燥機の乾燥容量が6〜4kgが大半ですので下限で統一しました。
その他算出方法に関しては以下のことを考慮しています。

• 洗濯・乾燥時間に関しては各メーカーがカタログ・リリース等で発表している数値を基にする
• すべて標準(おまかせ・自動)コースである
• ふろ水コースや再生水コースは加味しない
• 洗濯物4kgでの所要時間を明記している機種のデータはそのまま使用、4kgでのメーカー発表データがない場合はメーカー定格時間を換算して比較する
• 上記に関しては、洗濯・すすぎ水の量が大きく関係すると思われるので(基本的には｢洗い｣｢すすぎ｣｢脱水｣の時間は洗濯量にかかわらず各メーカーの設定する標準動作時間はそれぞれ変わらないため)、給水時間・排水時間を考慮する。
• 給水時間・排水時間は各メーカーの発表する標準値を参考とする(メーカーごと給水時間は12〜15L/分とバラつきはありますが、各メーカーの機種ごとに計算しています)。

換算に当たっては多少の誤差は生じます。また気温(参考気温20℃)によっては乾燥時間は前後します。ご容赦下さい。

換算後の比較一覧表と考察

比較しました洗濯機は乾燥容量4kg以上の国内大手メーカーのドラム式/縦型洗濯槽の主な機種です。
送風乾燥機能付き全自動洗濯機は含まれていません。

上位にはドラム式洗濯乾燥機が並ぶ結果となっています。
これは洗濯に関しては縦型洗濯槽に比べ時間のかかるドラム式ですが、乾燥に関しては衣類の攪拌能力は縦型槽のそれに比べて高いこと(縦型槽横回転のため乾燥が苦手)が乾燥時間に素直に現れた結果と見ていただいて宜しいかと思います。
もちろん洗濯時間単体だけで見ますと縦型洗濯槽の方が上位を占める結果となります。
その中でも下記の機種が比較的洗濯〜乾燥に関しましては時間は早目かと思います。

1. 東芝｢ヒートポンプ エアコンハイブリッドドラム｣TW-3000VE(TW-2100VE)
2. ナショナルNA-VR2200(NA-VR1200)
3. 日立｢ビッグドラム｣BD-V2000
4. 日立｢ビートウォッシュ湯効利用｣BW-D9JV

上位2種は｢ヒートポンプ式乾燥｣を採用しており、東芝の｢ヒートポンプ エアコンハイブリッドドラム｣TW-3000VE(TW-2100VE)は従来機種(TW-2500VC)と比べ、

• 新冷媒の採用
• 風量の増加

により乾燥時間を格段に短縮しています。
また、日立の｢ビッグドラム｣に関しては、

• 外部より大量の風を取り込む
• 国内メーカーでは最大径のドラムを採用

ことで乾燥時間の短縮を実現しています。

この比較の注意点

• この比較は、各メーカー洗濯機カタログと取扱説明書、プレスリリースを参考に比較したものです。機種名等記載内容に間違いがありましたらお知らせください。
• この比較は2008年7月1日時点でのメーカー発表済みの仕様・データを基に行っております。
• 乾燥容量4kg以上の主要商品で比較しましたので、その他の機種はカタログ等をご覧下さい。
• 過去の比較記事については→洗濯機の選び方＞過去の資料をご覧下さい。

関連ページ

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洗濯機ネット販売のリンク集

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